こんにちは。risarisa♡ です。
私はたびたび
- 「大手のコンサルファームから、無名の中小企業に転職するのはとても勇気がいると思うのですが・・・なぜそんな選択をできたのですか?」
- 「会社の有名・無名にこだわらず、やりたいことのために転職していて羨ましいです」
と言われることがあります。
そこで、これから何回かに分けて、
私が「何を考えて転職活動をしたか」
について書いていきたいと思います。
私が転職を決意して、そのうえ今、個人としても認められて副業で稼げるようになったのは、決して「人より勇気があったから」ではありません。
戦略的に状況分析を行い、勝算があると確信した方向性に進んだ だけです。
では、さっそくいきましょう!
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ずばり、私が転職時に考えたのは この5つです!
- 「現在の環境に居続けた場合の収入」と「転職した場合に見込める収入」の比較
- ビジネスマンとしての「自分の強み」
- ビジネスマンとしての「自分の弱み」
- 同期に勝る要素を一つでも作るには、何をする必要があるか
- 今の世の中の課題の中で、自分が興味を持てるものは何か
本日は、『1.「現在の環境に居続けた場合の収入」と「転職した場合に見込める収入」の比較』について具体的にお話ししたいと思います。
「現在の環境に居続けた場合の収入」と「転職した場合に見込める収入」の比較
見るべきことはただひとつ、「この転職によって、中長期的に見た場合、確実に収入増を狙えるかどうか」です。
例え「やりたいことがあるから転職をする」場合だとしても、収入が大きく落ちる可能性があることが判明しており、将来的にそのリカバリーを見込むことができないのであれば、よほどの強い意志がある場合以外、転職するべきではないです。
コンサルファームの想定年収
ある程度大手の会社であれば、だいたい「入社何年でどの程度の年収になるか」ということはシミュレーション可能です。
主に先輩との会話や、転職サイトの口コミ等から、およその感覚が分かってきます。
厳密には、入社5年後程度以降は、営業貢献度が大きくボーナス査定に関わってくるため一概には言えませんが、
おおよその試算が可能でした。
結果が、こちらです。
景気に左右される部分もありますが、だいたい13~15年目くらいに1500万円に到達し、その後は大きな昇格をしない限り大きな上昇はなし。
この「大きな昇格」ができるのは一部の人たちだけなので、たいていは、うまくいっても1500万円くらいで上昇ストップなのです。
しかも、そこまで到達するのに15年程度かかる。38~40歳くらいでやっと、この金額です。
当時の私は、そう感じました。
コンサルファームは「原則副業禁止」
しかも、ほとんどのコンサルファームが
- 副業禁止
- 株などの投資に制限がある
なのです。
(最近は、以前ほど「副業や個別株取引の禁止」をしないコンサルファームも増えていますが、それでもファームへの「届出制」とするところが多く、完全に自由に、とはいきません。)
つまり・・・本業での収入=自身の収入、になってしまい、収入に関してこれ以上の伸びしろがないのです。
ということで、仮にコンサルファームに10年目まで勤めた場合の総年収を試算すると、上のグラフの1年目~10年目を足し合わせればよいので、
収入合計は約9600万円となることが分かります。
転職した場合の収入
一方、転職した場合の収入はどうなったかというと、この通りです。
(7~10年目は試算結果ですが、本業収入は会社との契約通りに推移、副業及び株投資は今年度と同等を維持する想定をしています)
4年目のタイミングで転職をしたため、3年目と4年目の本業収入が同一金額を推移していますが、株投資が解禁になったことで、3年目より収入が増えています。
また、「コンサルだけではなく事業推進の現場も経験している」ことが強みとなって副業を獲得し、継続的に副業での稼ぎが出ているため、全体の収入が「転職以前の想定年収」より大幅に増えています。
上のグラフから、転職をした場合の、社会人10年目までの収入を加算すると、1億2200万円となります。
さらに、、、コンサルタントを本業とする場合は「会社から与えられた案件にアサインされる」ため、自分で案件を選ぶことができないことがあります。
一方、フリーランスのコンサルは
「自分が行いたい案件のみ受注すればよい」ので、さらに戦略的なキャリア作りを行いやすくなり、ますます「自分を商材としてアピールし、どこでも生きていけるキャリア」を作りやすくなります。
他にもメリットはいろいろありますが、、、本日は、主に収入面での比較をしたかったので、このあたりで終了します。
まとめ
私の場合、転職をしたほうが 10年間の収入面において 1億2200万円 ー 9600万円 = 2600万円
上回る、ということが試算できました。
もちろん、実際に検討する際は収入面の変化だけではなく、例えば下記のような要素で比較をしていました。
いかがでしょうか?
「自分はコンサルファームに所属し続けて、パートナーを目指す!」という考え方ももちろん素敵だと思いますが、
やりたいことが他にできたり、もう少し本業では余裕のある生活をしたいと思ったりして悩んでいる方は、
「本業を楽しみつつも、副業人材としてひっぱりだこになる」ことを目指した転職、という戦略を検討してみてはいかがでしょうか?
賢い転職を行うことで、労働環境や精神面が改善され、人生がますます楽しくなります☆
次回は、私が転職時に考えていた他の軸について、お話しできればと思います。
本日も読んでいただきありがとうございました(^^)