本記事では、私が実際に月50万円ほどの収入を得ている「副業として個人でコンサル業務を請け負う方法」を紹介します。まずはフリーランスコンサルのビジネスモデルを紹介した上で、登録すべきエージェントについて説明します。
目次
フリーランスコンサルとは?どのようなビジネスモデル?
大企業の副業解禁の流れやクラウドソーシングサービスの普及などを受けて、最近はフリーランスコンサルを志望する個人が増えています。フリーランスコンサルというのは、「コンサルファームに属さずに企業へのコンサルティングを実施する人」のことです。
下の図のように、多くの場合は、フリーランスコンサル(D)が直接クライアント(A)からアサインされるのではなく、クライアントが発注しているコンサルファーム(B)から依頼を受けたフリーランスコンサルのエージェント(C)を通じて、その案件に適したフリーランスコンサル(D)がアサインされる、というシステムになっています。
コンサルファームや調査会社(B)からすると、クライアント(A)からの案件依頼に対し、「社内の人手が不足しているものの、クライアントとの関係上この案件を引き受けたい」というときに、エージェント(C)に対して個人のフリーランスコンサルのアサインをお願いすることが多いです。
また、クライアント(A)からエージェント(C)に対し、ダイレクトにフリーランスコンサル(D)の依頼が行われる案件もあります。この場合は、クライアント側で事業戦略を検討・立案するフェーズから実行フェーズに移行しつつある場合に多く発生します。「実際に事業を行うにあたり、専門家としてこういう人材が欲しい」というのをクライアント(A)がエージェント(C)に対して指定するのです。最近ですと、私が声をかけてもらった案件として「新規事業のPM(プロジェクトマネージャー)の経験がある人」「ゼロから営業体制をくみ上げた経験のある、営業 x 制度設計のプロ」「新規プロダクトのマーケティング戦略を構築できる人」などがありました。
では、続いて「どのようなエージェントに登録すればよいのか」を紹介していきます。
フリーランスコンサルを募集しているエージェントを知る
上記の通り、個人のフリーランスコンサルは、「フリーランスのコンサルタントを斡旋する事業」を提供しているエージェントに登録する必要があります。(将来的にフリーランスコンサルとして有名になれば、それ以外の方法もあると思いますが、少なくともはじめはエージェントに登録して案件を獲得するのが手っ取り早いです。)
そのためには「そもそもどういうエージェントがいるのか」を知る必要があります。
代表的なエージェントは、下記の通りです。今回は、あえて各社の特徴や案件の性質で整理をせずに、思いつくままに記載します。(各エージェントの特徴については、また今度記事を書きます!)
フリーランスコンサル向けエージェント一覧
- FreeConsultant.jp:https://freeconsultant.jp/
- High Performer Consultant:https://www.high-performer.jp/consultant/
- PRO CONNECT:https://pro-connect.jp/
- フリーコンサルmatch:https://consultant-match.com/
- アクリメイト:https://acclimate-inc.com/
- Strategy Consultant Bank:https://strategyconsultant-bank.com/
・・・こんなにあるのか、と感じるかもしれませんが、これでもまだまだ一部です。今度、ジャンル別にエージェントを分けて紹介しますが、まずは自分で各サイトを見てみましょう。エージェントによって、扱うジャンルやアピールポイント、またサイトのデザインから受ける印象が異なることがお分かりいただけると思います。
自分と合致するエージェントを選ぶ
上記のエージェントすべてに闇雲に登録するのは疲れるだけなので、まずは各エージェントのサイトを訪ねて、どのエージェントに登録したいかを選びましょう。最初は1つか2つ程度に絞れれば良いと思います。
選ぶ方法ですが、だいたいどのサイトもログイン前の状態で「現在コンサルタントを募集している案件」が見れるようになっています。それらの案件を見ながら、下記を照らし合わせていきます。
- 自分がこれまでに経験してきた仕事を生かせそうな案件があるか
- 自分が伸ばしたいと考えているスキルを使いそうな案件はあるか
- 自分が働きたい条件(特に場所や稼働率)の案件があるか
- 自分でもアプライできそうな募集要件の案件があるか
このたった4つの軸で見るだけで、「自分にマッチする案件を多く扱っているエージェントとそうでないエージェント」が分かってきます。
いわゆる「自分にマッチする案件が少ないエージェント」には、登録する必要がありません。どのエージェントも、それぞれターゲットがいるわけであり、自分が全てのエージェントに合致するはずはないのです。
気に入ったエージェントに登録する
登録したいエージェントが見つかったら、自分の情報を入力していきます。
たいていのエージェントが、常にフリーランスのコンサルタントを欲している状態ですので、だいたい登録画面はすごくわかりやすいところに設置されています。登録の仕方が分からない、ということはほとんどありません。
基礎情報の入力後、履歴書と職務経歴書の提出を求められます。エージェントによっては、すごくさらっと「履歴書と職務経歴書を添付してください」と書いてくるだけです。
が、しかし、、、
フリーランスコンサルタントに登録する際の履歴書と職務経歴書は、超大切なのです!!!
しかし、さらっと要求されるので、今まで転職用に作ったものを、なんとなくそのまま出してしまうことが多いのです。
なぜそれほど大事かと言うと、今回登録したからといって、すぐにアサインされる案件が決まるわけではないのです。アサインする案件を決めるために、エージェントの中で何度もこの履歴書と職務経歴書が参照されます。(先ほどのビジネスモデルの図の「③」の通り、エージェントは各案件ごとに「適任であるコンサルタント」を履歴書や職務経歴書から探すのです)
その際に、「コンサルタントとしての自分に何ができるのか、何ができないのか」を明確に記載して、エージェントが自分を選んでくれるようにアピールしておく必要があるのです。ここで登録する履歴書と職務経歴書は、一度のみ見られるのではなく、このエージェントを活用する限り半永久的に活用されるものですので戦略的に記載する必要があります。(本業における転職などを経験し、大きくキャリアが変わった場合は再提出ができるのかもしれませんが、基本的にはあまり多くありません)
私は、この履歴書と職務経歴書を戦略的に書いたからこそ、この若さにも関わらず継続的にエージェント側から案件を紹介される状態が続いています(通常、フリーランスのコンサルは30代後半~40代以降の方が多いです)。もちろん、他にも気を付けるべきことはたくさんありますが、「案件が始まってから」あるいは「少なくとも、最初の案件への打診をされてから」気を付けるべきことの方が多く、単に「エージェントへ登録する」段階での唯一の自己アピール手段が履歴書と職務経歴書なのです。ですから、まずはエージェントの目に留まるような履歴書と職務経歴書を書くことが、副業としてフリーランスコンサルを始めるうえでの一番の近道です!
というわけで、今後
副業でも、若くても、エージェントの目に留まる履歴書と職務経歴書の書き方
についても紹介したいと思います。
これは、副業としてコンサルを行いたい人以外にも、多くのフリーランスを目指す方や、転職活動の場面でも役に立つのではないかと思います。
副業で採用を勝ち取り、人生を豊かに、自由に過ごしましょう!